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SUZUKI
Equipment&Spec(スズキスイフトスポーツ VS ホンダフィット3 RS装備&性能比較)
Jun.2014
SUZUKI SWIFTSPORT IMPRESSION
(スズキスイフトスポーツ試乗インプレッション)


今回試乗した車は、スズキスイフトスポーツ6MT車である。

スイフトスポーツが目指したものは、意のままに操れる車との一体感だという。こうしたスポーツドライビングを支えるアイテムとして、軽量かつ高剛性のプラットホーム、旋回時の操舵に対するリアの優れた追従性を生み出す専用設計のトーションビーム式サスペンション、乗り心地を犠牲にすることなくロールを低減させるセッティング(モンローショックアブソーバー採用など)、機敏なハンドリングを追求したフロントサスペンションチューニング、放熱性を高めるためのフロントブレーキローターの厚肉化、バネ下重量軽減のためのリヤブレーキキャリパーのアルミ化などが織り込まれている。



1.エクステリア
日本を代表するホットハッチに相応しいスポーティーな外観だ。フロントマスクのハニカム形状、リアのディフューザー+スポーツマフラー(デュアルエキゾーストパイプ)が高揚感を誘う。足回りは、前;マクファーソンストラット式、後;トーションビーム式とオーソドックスだが、ショックアブソーバーにはテネコ社製モンローショックがおごられ、195/45R17タイヤ+スポーティなフォルムのアルミホイールの組み合わせにより走りへの期待感が駆り立てられる。

2.インテリア
スポーティな演出も抜かりなく、車格以上の上質感が感じられるインテリアだ。本革巻きステアリングホイール、シフトブーツ&シートにレッドステッチ、ドアトリム、ドライバーサイド、アシスタントサイドにはヘアラインメタル調オーナメントが配され、シルバーに縁どられたメーター類と相まって、スポーツマインドを静かに刺激する。

3.シート
着座感良し、適度なホールド感良し、体がいい感じでぶれずに収まる感じだ。

4.変速機(6MT)
クラッチの重さは、軽々しくなく、かつ踏力をいたずらに必要としない扱いやすいものだ。また、スタート時における繋がり感もわかりやすく、なめらかにコントロールできる。シフトストロークは、丁度ギアを繋いでいくタイムをあたかも考慮に入れているかのように適切であるし、シフトフィールもまた節度感が手のひらにいい感じで伝達されグッドだ。

5.アクセルワーク
ノーマルアスピレーションエンジンとは思えない低回転時におけるトルク感は、素晴らしい。アクセルワークに対するエンジン回転の上昇は力強く、かつなめらかな伸び感が感じられ、深々とアクセルを開け、床板まで踏みつけたくなる誘惑に駆られるのである。まさにアクセルワークを純粋に楽しめる車と言っていい。

6.エンジン音
適度な高揚感を誘う、粋なサウンドを聞かせてくれる。

7.ブレーキフィール
非常にコントロールしやすく、安心感が高い。グッドフィールだ!

8.ステアフィール
まさに意のままといったフィールである。路面との対話感が素晴らしく、ステアすること自体が楽しい車だ。ドライバーの意思に素直に反応するステアリングフィールは、操る楽しさにあふれている。

9.乗り味
路面を巧みに捉えていて、足の動きが滑らかに追従している様が体に伝わってくるという優れものの乗り味だ。

10.コーナリングフィール
ロールがしっかりと押さえられ、しなやかにかつ正確にクリアするというスポーツマインドをくすぐるフィールである。



以下、HONDA FIT3 RSと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 JC08
モード
燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
*価格/燃費値
¥/(Km/L)
SUZUKI SWIFT SPORT 3890 1695 1510 7.7 64.4 496 1,066,141 114,250 14.8
HONDA FIT3 RS 3955 1695 1525 8.0 66.5 532 1,171,378 92,231 19.0
*JC08モード燃費値当たり価格
NOTE)

1.表記の燃費値&外観寸法値はSWIFT SPORT;2013/07現在のメーカーカタログ記載値、FIT3 RS;2013/09現在のメーカーカタログ記載値に基づく
2.燃費値&外観寸法値を除く表記の数値はSWIFT SPORT;2013/07現在のメーカーカタログ記載値、FIT3 RS;2013/09現在のメーカーカタログ記載値を用いた計算値

・動力性能面では馬力当たり重量及びトルク当たり重量共にSWIFT SPORTが僅かに勝っている。
・JC08モード燃費については、FIT3 RSに軍配が上がる。
価格面は、リッター当たり価格でSWIFT SPORT、JC08モード燃費値当たりではFIT3 RSが優位である。(参考迄)
(価格面の比較にはSWIFT SPORT:\1,690,900(消費税抜)FIT3 RS:\1,752,381(消費税抜)を用いたが、詳細については、"スズキスイフトスポーツ VS ホンダフィット3 RS装備&価格比較”を参照方

街の試乗屋のコメント(補足)
スイフトスポーツの完成度の高さに脱帽である。ステアリングインフォメーション、エンジンレスポンス、シフトフィール、ブレーキフィール、足回りのすべてがドライビングの歓びのためにチューニングされていると感じられたからだ。日本のコンパクトカーの中にあって、ドライビングの楽しさ指数は、間違いなくトップクラスといっていい。





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