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FORD
Equipment&Spec(フォードフィエスタ”1.0エコブースト”VS プジョー208アリュール装備&性能比較)
Aug.2014
FORD FIESTA "1.0EcoBoost"IMPRESSION
(フォードフィエスタ”1.0エコブースト”試乗インプレッション)



今回試乗した車は、フォードフィエスタ”1.0エコブースト”である。
搭載されるエンジンは、2012年、2013年、2014年と3年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」の栄冠を手にした直列3気筒1L直噴インタークーラー付ターボで、最高出力100PS/6,000rpm、最大トルク17.3Kg.m/1,400rpm-4,000rpmを発生する。トランスミッションは、デュアルクラッチ方式の”6速PowerShift(フォード呼称)”で、マニュアル操作は、通常のステアリングサイドに設けたパドルではなく、シフトレバーサイドの+、-スイッチ(フォード呼称;セレクトシフト)により行う。気になる燃費は、JC08モードで17.7Km/Lを記録している。

1.エクステリア
フロントマスクが一見アストンマーチンを彷彿とさせ、フォードのデザインコンセプト”キネティック・デザイン”が力強く、躍動的で気合の入ったフォルムを創り上げており、コンパクトカーの枠を超えた存在感を漂わせている。

2.インテリア
スピードメーター、タコメーター、燃料計のブルー指針及び視認性を考慮しつつ拘りのあるメーターデザインは、なかなかお洒落だ。
先進的な装備(ステアリングにレイアウトされた各種コントロールスイッチ、ボイスコマンド< 英語での音声操作>など)及びSONY製8スピーカー・プレミアムサウンドシステムなど充実しているが、ナビゲーションの設定がないことはデメリットだ。

3.シート
硬めの着座感である。しっかりと体が支えられるフィールは、個人的には好ましい。

4.変速機(6速PowerShift;デュアルクラッチトランスミッション)
Dレンジにてゆっくりとアクセルを開けていくと、機械式トランスミッションであることを気づかせてくれるわずかな節度感を伴いながら、シフトアップしていく。Sレンジでアクセルをやや深めに踏み込むと高回転まで引っ張った後にシフトアップされるので、ホットな走りも可能だ。Dレンジ、Sレンジ共にシフトレバー右側のスイッチ(セレクトシフト)によるシフトアップ、シフトダウンが可能だ。シフトダウン時は、ブリッピング音を聞かせてくれる。

5.アクセルワーク
アクセルワークに忠実なエキサイティングなレスポンスを示してくれる。とても1Lカーとは思えない加速感が味わえる。ゆっくりとスムーズな加速をしたければ、Dレンジにてゆるりとアクセルを開ければいいし、アグレッシブな加速感を得たいときには、Sレンジにてアクセルを深めに踏み込めばいい。いづれも車を操っているという感覚に浸ることができ、ドライビングを楽しめる。

6.エンジン音
Dレンジで緩々と走行しているときは、いたって室内は平穏無事である。Sレンジで高回転まで回すとエンジン音が高鳴り、はっきりと耳に届くことになるが、ちょっとした車好きであれば、これは歓迎すべきことといえよう。

7.ブレーキフィール
制動力の立ち上がりは、やや急な感じがするが、制動力自体は安心感が高いフィールだ。

8.ステアフィール
ステアフィールには楽しさがしっかりと内包されている。左右に小刻みにステアすると車両はきちんとついてくる。中立付近は、コンパクトカーではあるが、しっかりと落ち着いたフィールを示す。ライントレース性はナチュラルで、ドライバーの意思に忠実な動きをしてくれる。

9.乗り味
不快な突き上げ感がなく、しっかり感を感じさせつつ、しっとりとした乗り味を感じさせてくれる。コンパクトカーの中にあって、この乗り味は、上質と言っていい。




以下、PEUGEOT208 Allureと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 JC08
モード
燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
*価格/燃費値
¥/(Km/L)
FORD FIESTA"1.0EcoBoost" 3995 1720 1475 11.6 67.1 778 2,187,515 123,218 17.7
PEUGEOT208 Allure 3960 1740 1470 13.1 89.2 1169 1,163,999 101,852 19.0
*JC08モード燃費値当たり価格
NOTE)

1.表記の燃費値&外観寸法値はFIESTA"EcoBoost";2014/01現在のメーカーカタログ記載値、208 Allure;2014/07現在のメーカーWEBカタログ記載値に基づく
2.燃費値&外観寸法値を除く表記の数値はFIESTA"EcoBoost";2014/01現在のメーカーカタログ記載値208 Allure;2014/07現在のメーカーWEBカタログ記載値を用いた計算値

・動力性能面では馬力当たり重量及びトルク当たり重量共にFIESTA"1.0EcoBoost"が勝っている。
・JC08モード燃費については、PEUGEOT208 Allureに軍配が上がる。
価格面は、リッター当たり価格、JC08モード燃費値当たり共にPEUGEOT208 Allureが優位である。(参考迄)
(価格面の比較にはFIFSTA"1.0EcoBoost":\2,180,952(消費税抜)208Allure:\1,935,185(消費税抜)を用いたが、詳細については、"フォードフィエスタ”1.0エコブースト” VS プジョー208アリュール装備&価格比較”を参照方

街の試乗屋のコメント(補足)
フォードフィエスタ”1.0エコブースト”は、リッターカーでありながらデザイン、走行性能に妥協がない。そして、例え街中という限られた走行条件下であっても、刺激的なドライビングが楽しめる特技を持ち合わせているのである。




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