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NISSAN |
Equipment&Spec(日産デイズ ハイウェイスターG VS ホンダN ONE プレミアム Lパッケージ装備&性能比較) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Jun.2013 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
NISSAN DAYZ Highway STAR IMPRESSION (日産デイズ ハイウェイスター試乗インプレッション) |
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『日産のすべてを、軽に。』と謳う自信作は、発売前の受注で12,000台を記録し、順調な滑り出しを見せている。今回の試乗グレードは、JC08モード29.2Km/Lを記録したハイウェイスターG(軽初アラウンドビューモニター装着車)である。 1.エクステリア 軽には違いないのだが、極力堂々とかつスタイリッシュに魅せるようにと努力の跡が伺えるフォルムである。それは光り輝くフロントグリル、造形に拘ったフロントバンパー及び各エアロパーツ類、サイドに精緻に施されたプレスライン、サイドに回り込んだ凝ったテールライト形状、滑らかな曲面が施されたテールゲート、アルミホイールのデザインなどに作り手の強い意思が感じられるのである。 2.インテリア 軽初のアラウンドビューモニター、タッチ式のエアコン操作パネル(エアコン温度を上げる時と下げる時で音色を変えている。)など先進性を織り込み、インストルメントパネルの質感向上、アルミ調ガーニッシュ、外周がブルーでメーター内に燃費などの情報を表示させるなど上質な雰囲気が醸し出されている。しかしながら、トータルデザインとしては生真面目かつシンプルであり、遊び心が感じられない。個人的にはもう一歩踏み込んで欲しかったと勝手なことを申し上げておく。 3.シート 厚みは、前席、後席共に感じられるが、着座感はやや硬めだ。後席は、前席と比べると硬さは感じられるもののモチッとしたややソフトタッチな感触も持ち合わせている。 後席は、スライド(左右席一体)、リクライニング(左右席個別)、5:5分割可倒式である。 4.変速フィール(CVT) CVTにも関わらず、なぜか?引っ掛かりがあるようなフィールを示し、スムーズさにかけている。 制御プログラムの問題かは不明であるが、出来れば改善すべきと思う。 5.アクセルワーク アクセルを軽く踏み込んでスタートしてみたが、加速フィールには軽快感がない。少し深めにアクセルを踏み込むとワンタイミング遅れたようなギクシャクとした感じを伴い加速していく。アクセルワークに対して加速感がリンクしておらず、不快である。このフィールは、約70Km/hからほんの僅かにアクセルを踏み込んだ時にも感じられた。 6.エンジン音 窓全閉+エアコンONにおけるアイドリング音は、耳に殆ど届かなかった。エアコンの風音にマスキングされたともいえるが、静粛性に対する努力は評価したい。約60Km/hからアクセルを軽く踏み込み加速させた時のエンジン音は、そこそこ良く抑えられていると感じられた。さすがに高回転時においては、それなりに騒音レベルが高まるが、極力低級音を抑えこもうという努力は感じられた。 7.ブレーキフィール 低速度域から優しく踏み込んだ場合には何ら問題はないが、速度の高い領域からやや強めに踏み込むとノーズダイブが激しく不快な挙動を示した。 8.ステアフィール レスポンスは曖昧ではあるものの、直進時のステアリングの据わり感は良好で、約80Km/hの走行においては、全く気を使うことがなかった。 9.乗り味 凹凸乗り越し時においては、安っぽいゴトゴトした感じもなく、足はよく動いていると感じられた。
以下、HONDA N ONE Premium L Packageと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
・動力性能面ではN ONEが優位である。 ・JC08モード燃費については、デイズが優位である。(購入前には必ず試乗し、実走行時の燃費を比較されることを強くお勧めする。) ・価格面ではリッター当たり価格、馬力当たり価格においてN ONEが僅かに優位となった。(参考迄) (価格面の比較にはDAYZ:\1,399,530(消費税抜)、N ONE:\1,390,810(消費税抜)を用いたが、詳細については、"日産デイズ ハイウェイスターG VS ホンダN ONE プレミアム Lパッケージ装備&価格比較”を参照方) 街の試乗屋のコメント(補足) デイズハイウェイスターGのエクステリア&インテリアは、質感の格上げが図られており軽を超えようという意気込みが感じられた。 しかしながら、走行性能の面では乗り心地は評価するもアクセルワークにリンクした加速感が得られない、やや曖昧なステアリングフィール、高速度領域からのノーズダイブ過多のブレーキフィールなどもう一歩踏み込んでブラッシュアップして欲しいというのが正直な気持ちだ。こうした挙動は、優しい運転操作によって極力押さえ込むことは可能ではあるが、やはり走行性能の基本的な部分は、しっかりと押さえておいて欲しいと勝手なことを申し上げておく。
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