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NISSAN
Equipment&Spec(日産ノートニスモS VS スズキスイフトスポーツ装備&性能比較)
May.2015
NISSAN NOTE NISMO S IMPRESSION
(日産ノート ニスモS試乗インプレッション)


今回試乗した車は、NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)のDNAが注ぎ込まれた日産ノートニスモSである。<現行1.2L S DIG-Sに対して全長+90mm(4190mm)、全幅±0mm(1695mm)、全高-10mm(1515mm)>
搭載されるエンジンは、NISMO S専用にチューニングしたHR16DEで、最高出力140PS/6400rpm、16.6Kgf.m/4800rpmを発生する。車両重量は、現行1.2L S DIG-Sに対して+10Kg増(1080Kg)だが、NISMO S専用チューンエンジン搭載により、馬力当たり重量で約29.4%、トルク当たり重量で約11.8%向上している。ミッションは、5速MTを採用。足回りには、NISMO S専用サスペンション+NISMO S専用17インチアルミホイール&205/45R17;ブリヂストンPOTENZA S007ハイグリップタイヤをセッティング。また、フロントバンパー、サイドシルプロテクター、リヤバンパー、ルーフスポイラーなどの各空力パーツは、ダウンフォースを高めるための最適なエアロダイナミクスを解析し、形状が決定されている。

1.エクステリア
ノーマルのノートとは一線を画したかなり気合の入ったフォルムだ。フロント、サイド、リヤエンドに配されたレッドラインとレッドカラーのドアミラー、そして最適なエアロダイナミクスから生まれた機能美溢れる各空力パーツにはNISMOコンプリートカーとしての自信が漲る。そしてNISMO S専用エキゾーストシステム(テール径φ100)、NISMO S専用205/45R17ブリヂストンPOTENZA S007+17インチアルミホイールが走りへの情熱を掻き立てる。

2.インテリア
レッドセンターマーク&レッドステッチ付専用本革・アルカンターラ巻3本スポークステアリング、nismoロゴ入り260Km/hスケールの専用コンビメーター、専用アルミ製アクセル・ブレーキ・クラッチペダル、nismoロゴ入りフットレスト、専用レッドフィニッシャー付エアコン吹き出し口&プッシュエンジンスターター、専用シフトノブ&レッドステッチ付シフトブーツ&レッドフィニッシャー付シフトベースなどのNISMO専用アイテムが車好きのハートを熱くする。

3.シート
試乗車にオプション装着されていたRECARO製スポーツシートは、車と一体感を味わうための必須アイテムだ。

4.変速機(5MT)
クラッチは、軽々しくなく適度な重さが感じられ好ましい。又、発進時の気難しさは皆無で非常に扱い易い。シフトフィールは軽くサクサクと入り、扱いやすいが、贅沢をいえばシフト位置がもう少し高いと有難い。

5.アクセルワーク
アクセルワークに対して非常にキレがある反応を示す。特に4,000rpm以上においてはレスポンスが鋭く、ついついアクセルを煽りたくなるのである。まさにアクセルワークを純粋に楽しめる車だ。

6.エンジン音
派手なサウンドではないが、4,000rpm以上の回転域においてスポーティなサウンドを聴かせてくれる。

7.ブレーキフィール
コントロール性がよく、安心感が高いので、ワインディング路を果敢に攻め込めるであろうと推測する。

8.ステアフィール
路面からの情報すなわち接地感がきっちりと伝わってくる非常にしっかりとしたステアフィールだ。

9.乗り味
タイヤ&サスペンション&ショックアブソーバーがきっちりと仕事をし、ボディがしっかりと受け止めてくれていることが感じられるスポーティで気持ちの良い乗り味に仕上がっている。

10.コーナリングフィール
エンジンよりもボディが優っており少々攻め込んだとしても破綻しないであろうと思わせる懐の深さを感じさせるのである。




以下、スズキスイフトスポーツと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 JC08
モード
燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
価格/馬力
(¥/PS)
NISSAN NOTE NISMO S 4190 1695 1515 7.7 65.1 501 1,305,135 14,888 -
SUZUKI SWIFT SPORT 3890 1695 1510 7.7 64.4 496 1,046,658 12,206 14.8
NOTE)

1.表記の燃費値&外観寸法値はNOTE NISMO S;2014/10現在、SWIFTSPORT;2013/07のメーカーカタログ記載値に基づく
2.燃費値&外観寸法値を除く表記の数値はNOTE NISMO S;2014/10現在、SWIFTSPORT;2013/07現在のメーカーカタログ記載値&プライスリストの記載値を用いた計算値

・動力性能面ではスイフトスポーツが僅差ではあるが数値上優位である。
・JC08モード燃費についてはノートニスモSの燃費値が不明なため比較不可。
価格面ではリッター当たり価格及び馬力当たり価格において、スイフトスポーツが優位である。(参考迄)
(価格面の比較にはノートニスモS:\2,084,300(消費税抜)、スイフトスポーツ:\1,660,000(消費税抜)を用いたが、詳細については、"日産ノートニスモS VS スズキスイフトスポーツ装備&価格比較”を参照方

街の試乗屋のコメント(補足)
ノートニスモSは、昨今の燃費優先の日本車の中にあって車好きを刺激する希少な1台である。何故ならば車を純粋に楽しく走らせるための胆がしっかりと押さえられているからである。車好きなら誰しもこのノートニスモSのステアリングを握ればきっと自然に笑みがこぼれてくるに違いないと確信する。
純粋にドライビングの楽しさを伝えてくれるNISMO DNAを宿した車たちの今後の展開に期待したい。





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