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HONDA |
Equipment&Spec(ホンダアコードハイブリッド VS トヨタカムリハイブリッド装備&性能比較) | ||||||||||||||||||||||||||||
Jul.2013 | ||||||||||||||||||||||||||||
HONDA Accord Hybrid IMPRESSION (ホンダアコードハイブリッド試乗インプレッション) |
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今回試乗した車は、最新のハイブリッドシステム<スポーツハイブリッドi-MMD(intelligent Multi-Mode Drive)>を搭載し、JC08モード値;30Km/Lを達成したホンダアコードハイブリッドであ グレードは、LXとEXの2グレードで、EXはLXにプラスして、衝突軽減ブレーキ<CMBS>(ステアリング制御機能、ヘッドアップワーニング機能付)+E-プリテンショナー(運転席/助手席)、ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>(照明付ステアリングスイッチ付)、LKAS<車線維持支援システム>、本革巻き&木目調コンビステアリングホイール、電動リアサンシェイドなどが専用装備される。今回試乗したのは、LXにメーカーオプションのレザーパッケージ〔本革シート<運転席8ウェイパワーシート(スライド/リクライニング/ハイト前・後、メモリー機能付)+運転席&助手席シートヒーター付)〕装着車である。 1.エクステリア フロントマスクは”未来を変えろ”と謳うホンダスピリッツが存分に感じられる濃いキャラフォルムである。サイド、リアは、フロントと比較してしまうと主張は、控えめだ。 2.インテリア どのクルマとも似ていないアコードハイブリッドとしての独自性を追求したと感じられるインパネ周りの空間は、個人的には好みである。大径のスピードメーターのみで、タコメーターはない。(エンジン主体ではないことを物語っている)大径のスピードメータ中央には、推定航続可能距離、平均燃費、外気温、エネルギーフロー、燃費履歴などの情報を表示可能。ナビゲーション下には5.8インチのオーディオ画面がレイアウトされ、操作はタッチ式だ。ATシフトレバーは、シンプルで通常のオートマチック車と何ら変わることはなく、操作に戸惑うことはない。 一点、余計なことを言わせていただくが、木目調加飾の色合いは、個人的には薄味の感がある。ブラック基調または、プラグインハイブリッド車に採用された金属調シルバー加飾などをオプションで選定できればいいのだがと勝手なことを申し上げておく。 3.シート ドライバーズシートは、しっかりと体圧分布が考慮されているようで、着座感は良好だ。後席は、前席に対してゆったりと寛げるソフトタッチの豊かな着座感が提供されており、レッグスペースも十分に確保されている。 4.変速機(-) カタログの変速機の欄には横線(-)が引かれている。要するに機械的な変速機構は持たせていないのである。カタログから得られる数値は総減速比のみだ。単純計算すると電動機駆動;8.38145、内燃機関(エンジン)駆動;2.747063で、変速機を持たないということからギヤ比は固定と解釈できる。 5.アクセルワーク アクセルペダルを僅かに踏み込むだけで、活気溢れるスムーズな加速が手に入る。さらに感覚的に5割程度踏み込んでみると、瞬時に反応し、風を切り裂くような加速感が手に入る。これは、面白い!スポーツハイブリッドという意味がわかった瞬間だった。この加速感には、加速のプロセスを楽しめる味があるのだ。それは、乗り手の意思(アクセルを踏み込み加速させたいという意思)にまさに呼応したタイムラグ無しの鋭い加速の味と言っていい。 6.モータ音(+エンジン音) 低速度走行時におけるモーター音は、エアコンをOFFにして耳を澄ますと僅かにモーター音が耳に届き、EV走行を実感するといった具合だ。エンジン音については、スタートボタンON時にバッテリー容量が不足している場合に始動したことに気づく程度で、走り出してしまえば、不思議なほどに全く気にならない。特にエアコンON時であれば、耳に届くのはファンの風音のみで室内は至って快適だ。回生時の音は、認識できるが騒音レベルは、低いと感じた。 7.ブレーキフィール(電動サーボブレーキシステム) 回生率向上のため、べダルの踏みシロを電気信号に変換し、ボールねじによりきめ細かく油圧を制御するという電動サーボブレーキシステムが新採用された。ブレーキフィールは、コントロール性に何ら問題は無く、扱いやすかった。 8.ステアフィール 左右に小刻みにステアすると車両は、しっとりとついてくる。角速度を速めた車線変更を試みたが、4輪の接地感を失うことなくうまくいなしていくといった感じで、全く持って危なげがない。足回りに安易に電子制御は用いず、基本を抑えた取り組みを評価したい。 9.乗り味 ホンダ車は、低速時の凹凸乗り越し時にコツンコツンと僅かな突き上げ感が残るというイメージを持っているのだが、アコードハイブリッドに限って言えば、基本的には硬さが感じられるものの突き上げ感は、まろやかにいなされており、乗り味の格上げが図られたと感じたのである。低速で転がしても、高速時(試乗区間故、限られることをお断りしておく)においてもフラット感の高い地に足がついた乗り味が感じられるのである。 また加速時においても車両の姿勢変化がしっかりと抑えられ、フラット感が保たれるため、ロングドライブ時においても疲労感が少なく心地よくドライビングをエンジョイ出来るのではないかと推測する。 10.コーナリングフィール 中速コーナーにおいて、アクセルをやや踏み増して走行してみたが、ステアリング操作に対して不安感を抱くことがなく、さらにアクセルを開けたくなるグッドフィールであった。
以下、トヨタカムリハイブリッドと外観寸法、燃費及び価格面について比較した。(下表参照)
・JC08モード燃費値は、カムリハイブリッドに対して約28%アコードハイブリッドが勝っている。 ・価格面は、"JC08モード燃費値当たり価格"でみると、アコードハイブリッドの方がカムリハイブリッドよりコストパフォーマンスが高く優位であることがわかる。 価格面の比較にはACCORD HYBRID:\3,666,191(消費税抜)、CAMRY HYBRID:\3,665,148(消費税抜)を用いたが、詳細については、"ホンダアコードハイブリッド VS トヨタカムリハイブリッド装備&価格比較”を参照方) 街の試乗屋のコメント(補足) 滑らかさの中に鋭いレスポンスを内包したスポーツハイブリッドi-MMDシステムの走行フィールは、他のどのハイブリッドモデルよりも鮮烈で、刺激的な魅力に溢れている。乗り味は、ボディー、サスペンション、シートの作り込みの良さが感じられるもので、速度域を問わず(試乗区間故、限られることをお断りしておく)地に足がついた心地よいドライビングを楽しむことが出来る。 加速のプロセスにおける新鮮な味、JC08モード燃費;30Km/L、格上げが図られた乗り味を身に着けたホンダアコードハイブリッドは、環境に優しくかつドライビングが楽しめる非常に魅力的なセダンといっていい。 Equipment&Spec(ホンダアコードハイブリッド VS トヨタカムリハイブリッド装備&性能比較)
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