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HONDA
Equipment&Spec(The 5th ホンダオデッセイ "アブソルートEX" VS トヨタハリアー AdvancedPackage装備&性能比較)
Feb.2014
THE FIFTH HONDA ODYSSEY"ABSOLUTE" IMPRESSION
(The 5thホンダオデッセイ"アブソルート"試乗インプレッション)


今回試乗した車は、5代目を迎えた新型ホンダオデッセイ"アブソルート"である。まずはじめにディメンション、エンジン出力、燃費などについて、4代目と比較(比較グレード;アブソルート)してみた。(下表参照)
項目 A B 差(A-B)
新型5代目オデッセイ
<アブソルートEX>
( FF CVT)
4代目オデッセイ
<アブソルート>
( FF 5AT)
全長(mm) 4830 4800 +30
全幅(mm) 1820 1800 +20
全高(mm) 1685 1545 +140
ホイールベース(mm) 2900 2830 +70
トレッド前/後(mm) 1560/1560 1560/1560 ±0
  室内 長さ(mm) 2935 2850 +85
幅(mm) 1625 1535 +90
高さ(mm) 1325 1220 +105
エンジン 排気量(cc) 2356 2354 +2
最高出力(PS) 190 206 -16
最大トルク(Kg.m) 24.2 23.7 +0.5
車両重量(Kg) 1830 1630 +200
タイヤ 225/45R18 225/45R18 ±0
最小回転半径(m) 5.4 5.4 ±0
サスペンション ストラット ダブルウイッシュボーン
トーションビーム ダブルウイッシュボーン
スライドドア有無
10・15モード燃費(Km/L) - 11.4
JC08モード燃費(Km/L) 13.6 -
NOTE)表記の数値は新型オデッセイ;2013/10時点、4代目オデッセイ;2008/10時点の公表値


全長+30mm全幅+20mm全高+140mm高くなった
ホイールベース+70mmトレッドは、同値
最小回転半径は、同値5.4m
全長+30mmに対して、室内長は、数値上+85mm拡大した。
・エンジン型式;K24A⇒K24W、最高出力-10PS、最大トルク+0.5Kg.m
・車両重量は、200Kg増加
燃費は、車両重量+200Kg増加するもJC08モード燃費にて13.6Km/Lを記録し、大幅に改善。


アブソルートEXには、あんしんパッケージ(低速域衝突軽減ブレーキとエアバックのセット)、ブラインドスポットインフォメーション(車線変更時などに見えにくい位置のクルマを検知)、後退出庫サポート(バック出庫の際に左右から近づくクルマをお知らせ)などが標準装備オプションとして衝突軽減ブレーキ<CMBS>(低速から高速まで対応。さらに様々な状況で衝突回避を支援)、マルチビューカメラシステム(上空から見下ろしたような映像で運転を支援)、Hondaスマートパーキングアシストシステム(バック駐車や縦列駐車のハンドル操作を自動でアシスト)などが用意されており安全装備&先進の支援機能も充実している。
ボディカラーは、7色で、プレミアムヴィーナスブラック・パール(消費税抜き+\40,000高)がAbsolute専用色として設定されている。

1.エクステリア
今回フルモデルチェンジを迎え、新たにスライドドアが与えられた新型オデッセイのエクステリアは、その大きな変革に臆することなく、とにかくデザインの完成度が高く新鮮な魅力に溢れている。特にアブソルートは、フロント、サイド、リアすべての造形が煮詰められており、スライドドアを持つミニバンの中にあって、文字通り”絶対的な”魅力を放つフォルムを身に着けたといっていい。

2.インテリア
先代のインストルメントパネルの凝った造形からすっきりとした広がり感のあるものへと進化した。
ソフトパッドパネル&木目調パネル(アブソルート;黒木目調)が配されたインストルメントパネルは、上質な雰囲気が醸し出されていて居心地がいい。
ナビゲーション(Hondaインターナビ)、エアコンの操作スイッチは、スマートフォンのような使用感の静電式タッチパネルが採用され、操作性も進化した。

3.シート
ドライバーズシートは、ただ単に硬質な感じではなく、受け止め方に優しさが感じられた。また着座位置がぶれずに安定しているとも感じられ、ロングドライブ時の疲労感は、少ないと推測する。セカンドシート<プレミアムクレードルシート(クレードルシート;背もたれと座面が連動)>の着座感は、ゆりかごのように包み込むと謳う通り、体全体がすっぽりと優しさに包み込まれるような、なんとも心地よいものだ。ドライバーズカーであるはずのオデッセイだが、セカンドシートでのドライブにも興味津々である。3列目シートは格納式で、容易に広大なラゲッジスペースを確保することが出来る。

4.変速機(CVT)
先代のアブソルートは、5ATであったが新型にはCVTが採用された。ゆっくりとアクセルを開けてゆくと、しっかりと車速とマッチングした滑り感を感じさせない実に気持ちの良いフィールが手に入る。また、低回転時におけるCVT音がしっかりと抑えられており、静粛性にも配慮されている。急激な回転上昇時のCVT音については、やや高まるが比較的良く抑えられていると感じた。

5.アクセルワーク
微小なアクセルワークにしっかりと車速がついてくるフィールは、なんとも心地よい。こうしたフィールを味わいながらのロングドライブは、格別であろう。但し、急激なアクセルワークに対するフィールは、ダイレクト感に欠け、心地よい加速感とは言えない。

6.エンジン音
エンジン音は、非常に良く抑えられており、室内は至って快適である。またアイドリングストップ、ゴー時における不快なエンジン振動などは、殆ど意識することが無いレベルにまで抑えられている。

7.ブレーキフィール
しっかりと制動力が立ち上がるフィールではあるが、ノーズダイブはしっかりと抑えられており、コントロール性に問題は無かった。

8.ステアフィール
本革巻きステアリングのタッチも心地良く、操作フィールは滑らかで上質感が感じられた。路面との対話感もしっかりと伝わってきて、ドライビングの楽しさが感じられるフィールだ。反面、直進性に問題はないのだが、モーターアシストによる影響か?ステアリングの中心付近の据わり具合にやや違和感を感じさせるところがある。

9.乗り味
全体に硬さは感じられるものの、おおむね良く足が動きボディがしっかり受け止め、程よくショックは、丸められていると感じた。しかしながら、大きな凹凸乗り越し時においては、ストローク不足の感があり、やや突き上げ感がきつく感じられた。

10.コーナリングフィール
もちろん法定速度内での話だが街中におけるコーナーワークにおいては、グラッとしたロールを伴うことも無く、コーナリング姿勢は安定しており、スッキリと気持ちのいいコーナリングフィールを味わうことが出来る。

(上記1.〜10.の試乗グレードは、アブソルートEX)




以下、トヨタハリアーと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
価格/馬力
(¥/PS)
HONDA ODYSSEY Absolute EX 4830 1820 1685 9.6 75.6 726 1,542,566 19,128 13.6
TOYOTA HARRIER AdvancedPackage
4720
1835 1690 10.7 81.7 874 1,762,876 23,186 16.0
NOTE)

1.表記の燃費値(JC08モード燃費値)&外観寸法は、ODYSSEY;2013/10現在、HARRIER;2013/11現在の夫々のメーカーカタログ記載値。
2.燃費値&外観寸法を除く表記の数値はODYSSEY;2013/10現在(カタログ記載値&プライスリスト)、HARRIER;2013/11現在(カタログ記載値&プライスリスト)のメーカー公表値を用いた計算値
<排気量は、ODYSSEY;2.4L NA、HARRIER;2.0L NAである。>

価格面の比較にはODYSSEY AbsoluteEX:\3,634,286(消費税抜)、HARRIER AdvancedPackage:\3,501,071(消費税抜)を用いたが、詳細については、"ホンダオデッセイアブソルートEX VS トヨタハリアーAdvancedPackage装備&価格比較”を参照方

街の試乗屋のコメント(補足)
新たに両側スライドドアを持つミニバンとしてフルモデルチェンジされたオデッセイではあるが、アブソルートEXのスタイリングは、魅力的で隙が無く、デザインの完成度が非常に高いと感じさせる。ドライバーズシートは、しっかりした中に新鮮な心地よさが感じられ、セカンドシートの着座感は格別だ。そして、アクセル操作に対するリニアな加速感が実に良い。(但し、アクセルの急激な操作を除くという条件付)オデッセイアブソルートは、そうしたリニアな加速感を味わいながら、ゆったりとした気分で遠くまでドライブすることがとても似合う車だ。

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