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HYUNDAI |
Equipment&Specヒュンダイソナタ写真・主要装備&仕様 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Dec.2005 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
HYUNDAI SONATA IMPRESSION (ヒュンダイソナタ試乗インプレッション) |
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今回試乗したのはヒュンダイソナタである。グレードはGLSでオプションの本革シート&シートヒーター(フロント)が装着されていた。 さてヒュンダイでは世界戦略車としての位置付けにあるソナタだが、今回試乗した車では随所に詰めの甘さを感じた。もう少しレベルアップして頂かないと、ブランド意識が高く、品質、プライス、サービスにもうるさく、かつ横並び意識も高いという3拍子も4拍子も要求するなんとも難解な日本のマーケットを攻略することは至難の業である。 1.エクステリア ドアノブがクロム・カラード、オーバル形状の排気管、両サイドに競りあがったリアコンビネーションランプなど高級車指向への工夫が見られるものの、フロント&サイドビューは、総じてどこかで目にした造形であり、新鮮味がない。今回試乗したGLSの16インチアルミホイールのデザインは、味気なく高級感が感じられない。GLS Lパッケージの17インチアルミホイールの造形の方が高級感がある。ドアの締まり音は、各ドアでのばらつきは見られるもののXGよりも改善されていると感じた。 2.インテリア 一見すると努力の跡が感じられ、面白みのあるデザインともいえなくもないが、冷静に見直してみる 3.変速機(4速AT) 昨今の出来の良い4速ATと比べると見劣りする。もはや4ATと言えどももっと滑らかであって欲しい。キックダウン時のショックも大きい。ご多分に洩れずマニュアルモード付だが、この手のセダンに必要べからざるものとは思わない。むしろ上級セダンを謳うのであれば、4AT自体の完成度を格上げしたほうが良い。 4.アクセルワーク アクセルを深く踏み込むとそれなりの加速を示すことは認めよう。驚かせるものではないが、実用上の加速力としては充分だ。但し、スタート時のアクセルワークに対する車の動きは、繊細なものではない。上級セダンの振る舞いからは、遠いと言わざるを得ない。ゆっくりとやや神経を集中したアクセルワークが要求されるのだ。さもなくば、やや唐突に前へ出ようとするのだ。 5.エンジン音 アイドリング時にカラカラ音が聞こえ、何とも不快だ。(出力などのチューニングは異なるが同じエンジンである三菱のアウトランダーではこのような異音は聞こえなかった。)昨今の出来の良い車達と比較するとこういった異音は耳につく。アクセルを深く踏み込んだ加速時のエンジン音は、はっきりと室内に侵入してくる。高級感が感じられる音色ではない。上級セダンを豪語するならば、洗練された音色であって欲しい。 6.ステアフィール 中立付近がだるい。いやだる過ぎる。ゆっくりとステアリングを回転させたが、車の動きと直結していない感じだ。直進性もよくない。ステアリングから手を離すと容易に進路が乱されるのだ。 角速度を速めてみたが、車の動きはまったりとしている。運転していることが希薄すぎるのは、安全上も問題である。(試乗車固有のものか?不明) 7.ブレーキフィール ややコントロールし難い面があった。やや意識して深めに踏み込む必要があった。強く踏み込むとノーズダイブが顕著だ。 8.シート オプションで装着されていた本革製のシートは、過去に試乗したXGのものよりも革の質感がソフトで、座り心地はゆったりとした高級感がそこそこ感じられたのだが、20分程度の試乗で腰の部分が背もたれに対してしっくりこないのである。これではロングドライブに出かける気にはならない。 9.乗り味 意外にストローク感のある乗り味である。ゆったり伸び伸びとした足回りである。節度感とかそういう個人的に好みのドイツ車的な味とは無縁のものだ。但し、フワフワではないところは評価しておきたい。凹凸大のところでもストロークをしっかり利かせ、うまく吸収しているのが分かるのだ。サスペンションのねばっとしたしつこさは、一般的な日本車の味付けとは異なる味だ。この辺の味をうまくステアリングインフォメーションに繋げていければ良いのだが・・・。
トヨタマークX(250G)との主な相違点を主要装備を含め比較した。(下表参照) 注)標準装備もしくは優位性が認められる装備については、その車種名のパターン色と同色とした。
@価格の絶対値では、ソナタに軍配が上がるが、6気筒エンジン、6ATミッション、ディスチャージヘッドライト、左右独立温度コントロールフルオートエアコン、運転席&助手席ともに8ウェイのマルチアジャスタブルパワーシートなどで武装するマークXは、手強い相手だ。 AマークX250Gでは、サイド&カーテン、VSC、イモビライザー、リアフォグランプ、ヒーター付ドアミラー、本革シート(Lパッケージにオプション)などはオプションとなりソナタとの相違が鮮明だ。 Bソナタは確かに必要にして十分な装備を搭載して価格を抑えていることは評価できるが、日本のマーケットではこういった合理性だけでは弱く、マークXがもつちょっと贅沢な華が必要なのである。 以下、マークX 250Gと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
・動力性能面[上表C値(動力性能の一つの指標)]でマークX優勢、価格面においては、馬力当たり価格で見た場合マークXの方にお買い得感がある。(例え、Lパッケージに上記3.のオプション装備と本革シート+ヒーター付を選定したとしても馬力当たり価格は、\13,884となりソナタよりお得である。)燃費は、ソナタの数値が不明で比較できない。(燃費値は、車を選定する上での重要な要素であり、メーカーは発売時のカタログに必ず記載すべきだ。)(参考迄) Equipment&Specヒュンダイソナタ写真・主要装備&仕様
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