私は、街の試乗屋さん
自動車保険料は、自動車保険会社によって
必ず差が出ます(具体例をご覧ください。)



私は、街の試乗屋さんのトップページへ戻る 自動車・試乗レポート・インデックスへ戻る マツダデミオ13S L Package VS ホンダフィット3 13G・Sパッケージ装備&性能比較 Next

カスタム検索

MAZDA
Equipment&Spec(マツダデミオ 13S Lパッケージ VS ホンダフィット3 13G Sパッケージ装備&性能比較)
Dec.2014
MAZDA DEMIO 13S L Package IMPRESSION
(マツダデミオ13S Lパッケージ試乗インプレッション)



今回試乗した車は、スカイアクティブG(1.3Lガソリンエンジン)、スカイアクティブ・ドライブ(6EC-AT)を新たに搭載したマツダのコンパクトカー、新型デミオである。
(新型デミオは、2014−2015日本カー・オブ・ザ・イヤーの栄冠を手にした。)

1.エクステリア
フロントのシグネチャーデザイン、そして、魂動イメージを発信する上で欠かせないサイドのキャラクターライン、今回の新型デミオにもそのデザイン思想がしっかりと織り込まれている。しかしながら、この新型デミオ・・・作る側の闘魂がむき出しに表現されているように感じる。目つきが鋭く、突進するイノシシのようだ!コンパクトカーなのだからもう少し肩の力を抜いて、かわいらしさを織り込めないものかと街の試乗屋の勝手な思いを申し上げておく。

2.インテリア
整理整頓が行き届いていて、各部位のデザインにも魂が込められていると感じられ、高品質感とトータル的なバランスに優れた美しいインテリアに仕上がっている。特に試乗した13S Lパッケージでは、インパネ(助手席)、コンソールサイド、シートがオフホワイトで加飾され、質感の高さが際立っている。

3.ドライバーズシート
Lパッケージのシート表皮にはオフホワイトのレザー(一部クロス)が奢られ、見た目も心地よく、着座感は、しっとりかつ下からしっかりと受け止めてくれる上々のフィールが提供されている。

4.変速機(6速AT)
僅かに変速したことをドライバーに伝えてくれる感じがいい。すなわちこれは、変速したことをドライバーに軽微な信号として伝達することが、街の試乗屋が常々言っているドライビングの歓びにつながるのである。そしてキックダウンは不快な変速ショックを感じさせることなく瞬時に電光石火のごとく完了する。
唯一の不満は、ドライブセレクションスイッチにて「SPORT」とした場合に、ギヤの選択に迷うような感じが見られ、スムーズさに欠けることだ。

5.アクセルワーク
アクセルの踏みこみ量に対して小気味よく反応する。決してトルクフルなフィールではないが、エンジン回転のすっきりとした伸び感が心地よい。自然なアクセルワークであっても、車を生き生きと走らせている感じを味わうことができる。やや深めに踏み込めば、容易に合法スピードに達するわけで、街中での動力性能は十分である。但し、ドライブセレクションスイッチで「SPORT」にするとアクセル開度に対して、ATがシビアな反応を示し、アクセルワークに対するリニアな加速感が損なわれる。

6.エンジン音
まさに平平凡凡であり、全く刺激的なサウンドではない。しかし、低級な音は耳に届かない。高回転時においては、やや騒音値が高まるが耳障りではない。

7.ブレーキフィール
踏みしろに対する制動力の立ち上がり具合がリンクしていて、非常に扱いやすい。

8.ステアフィール
中立付近からの僅かな舵角に対しての応答性は、決して鋭くはないがきちんと反応する。ステアリングを通して路面と繋がっていることが伝わってくる。

9.乗り味
凹凸のいなし具合が実にいい。ガツンと来ることなく、丸く受け流すも、しっかり感をドライバーに伝達するという”街の試乗屋”好みの乗り味である。すなわちボディ剛性の高さが実感できる上々の乗り味と言っていい。

10.コーナリングフィール
ステアリングを切った方向に素直にノーズが向く。コーナリング姿勢からは、適度なロール量とタイヤの接地感とのバランスが取れた心地良さと安心感が感じられる。ドライバーの意思に忠実なコーナーワークが楽しめる車である。





以下、ホンダフィット3 13G Sパッケージと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 JC08
モード
燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
*価格/燃費値
¥/(Km/L)
MAZDA DEMIO 13S L Package 4060 1695 1500 11.2 83.7 937 1,361,850 71,857 24.6
HONDA FIT3 13G S Package 3955 1695 1525 10.3 85.1 877 1,330,955 73,036 24.2
*JC08モード燃費値当たり価格
NOTE)

1.表記の燃費値&外観寸法値はDEMIO;2014/09現在Technical Information記載値、FIT3;2013/12現在のメーカーカタログ記載値、2014/12現在Honda WEB公表値(燃費値)に基づく
2.燃費値&外観寸法値を除く表記の数値はDEMIO;2014/09現在のTechnical Information&ショップオプションカタログ記載値、FIT3;2013/12現在のメーカーカタログ記載値、2014/12現在Honda WEB公表値(燃費値)、2014/06現在のアクセサリーカタログ記載値、2014/04現在のディーラー価格表に基づく計算値

・動力性能面では馬力当たり重量及びトルク当たり重量共にFIT3 13G S Packageが僅かに勝っている。
・JC08モード燃費については、DEMIO 13S L Packageが僅差で勝っている。
価格面は、*JC08モード燃費値当たりでDEMIO 13S L Package、リッター当たり価格ではFIT3 13G S Packageが優位である。(参考迄)
(価格面の比較にはDEMIO 13S L Package:\1,767,681(消費税抜)FIT3 13G S Package:\1,752,868(消費税抜)を用いたが、詳細については、”マツダデミオ13S L Package VS ホンダフィット3 13G・Sパッケージ装備&価格比較”を参照方


街の試乗屋のコメント(補足)
インテリアの高品質感(特にLパッケージ)、ボディ剛性の高さが感じられる上々の乗り味、ドライバーの意思に忠実なステアリングレスポンス、アクセルワークに素直に反応するエンジンのツキの良さ、そして、躾けのいい6速AT(但し、Sport選択時の制御は要改善!)など総じて出来がいい。新型デミオは、欧州のコンパクトカー達と比肩する価値のある車であると言っていい。

Equipment&Spec(マツダデミオ13S Lパッケージ VS ホンダフィット3 13G Sパッケージ装備&性能比較)
カスタム検索




 
 このページの先頭に戻る
           Copyright(C)2014私は、街の試乗屋さんAll rights reserved