私は、街の試乗屋さん
自動車保険料は、自動車保険会社によって
必ず差が出ます(具体例をご覧ください。)



私は、街の試乗屋さんのトップページへ戻る 自動車・試乗レポート・インデックスへ戻る マツダCX-3 XDツーリング(6AT) VS ホンダヴェゼルハイブリッドZ装備&性能比較 Next

カスタム検索

MAZDA
Equipment&Spec(マツダCX-3 XDツーリング VS ホンダヴェゼル装備&性能比較)
May.2015
MAZDA CX-3 XD TOURING IMPRESSION
(マツダCX-3 XD ツーリング試乗インプレッション)



今回試乗した車は、新型マツダCX-3である。
搭載されるエンジンは、デミオと同じく排気量1.5LのSKYACTIV-D(最高出力105PS/4,000rpm)で、最大トルクはデミオ(AT車;25.5Kgf.m/1,500rpm-2,500rpm、6MT車;22.4Kgf.m/1,400rpm-3,200rpm)に対してAT車、MT車共に27.5Kgf.m/1600rpm-2500rpmに引き上げられている。また変速比と最終減速比をデミオと比較してみると、AT車は変速比同一、最終減速比2WD:3.389⇒3.591、4WD:3.389⇒前:3.812、後:2.928、MT車は変速比1速〜6速すべてローギアード化、最終減速比2WD:同一(3.850)、4WD(デミオにはMTの設定無し);前:4.105、後:2.928といった細やかなチューニングが施されており、CX-3としての走り味はどうあるべきか!?ということへの実直な取り組み姿勢が見て取れるのである。
尚、試乗したグレードはXDツーリング(MT車&AT車いづれも2WD車)である。

1.エクステリア
CX-3のエクステリアは、なかなか美しい。個人的にはCX-5、アテンザ、デミオよりもマツダの謳う魂動デザインが最も明確に表現されているのはCX-3であるように思う。それは、フロントドアガラス下端からリアドアガラス下端に向かってはっきりとうねりを持たせたCX-3独自のフォルムが魂動デザインに通じる躍動感を見事に高めているからだ。

2.インテリア
デミオのモディファイ版ではあるが、センターコンソールサイド、ドアアームレスト部位にダークレッドを施す他、インナードアハンドル周りにシルバーベゼルを配するなど上質感への格上げが図られている。

3.ドライバーズシート
下からの支えられ方が独特で、硬軟の両方が感じられる着座感である。

4.変速機(6速AT、6速MT)
6AT;発進及び中速域からのシフトワークは非常にスムーズで、黒子に徹した出来の良さが感じられた。パドルでのシフトを試みたが、そこそこのレスポンスを示した。街中での走行においては、Dレンジ固定で事足りるという感じだ。

6MT;クラッチの踏力は軽めだ。クラッチの締結位置は、デミオのように上方ではなく扱いやすかった。シフトの操作感には特に味があるわけではないが、シフトワークは軽快に決まる。

5.アクセルワーク
6AT;アクセルの踏みこみ量に対してリニアに加速が伸びていくフィールがいい。加速のタンジェントは決して鋭くはないが、加速のプロセスがすっきりとしていて気持ちがいい。

6MT;アクセルの踏みこみ量に対してトルクがしっかりとついてくる加速感が味わえる。アクセルを深めに踏み込むとエンジンの気持ちの良い伸び感とともに力強い加速感が味わえ、実に気持ちがいい。(前述したこととといささか矛盾するが、一点気になったこととして、稀に加速中にわずかなトルクの谷を感じることがあったことを報告しておく。)

6.エンジン音
スタート直後でまだエンジンが暖まっていない状態でのアイドリング時のエンジン音は、カチャカチャとちょっとディーゼルを意識させられた。しかし、エンジンが暖まった後のカチャカチャ音はかなり静かに感じられた。高回転時においては、独特のすっきりとした機械音を奏で、ディーゼルエンジンであることを忘れさせてくれる。

7.ブレーキフィール
今回試乗した6AT車については、欲を言えば踏力に対する制動力の幅が広がるとさらにコントロールし易いと感じた。今回試乗した6MT車に限って言えば、文句なくコントロール性が良かった。

8.ステアフィール
操舵感は比較的軽いが、接地感が伝わってくるフィールだ。急な角速度を速めた車線変更時にはまさに適度なレスポンスを示し、車両の挙動も安定していた。
一点気になったことを記すが、直進時に中立付近へ無理に戻そうとするような不自然な力が手のひらに伝わり不快であった。(この不快な現象は6AT車試乗時にのみ発生した。)

9.乗り味
道路状態のいい幹線道路の心地よいフラット感、凹凸の大小にかかわらずしっとりといなすサスペンションの出来の良さには驚かされた。デミオよりもサスペンションの躾けはいいかもしれないと感じた。

10.コーナリングフィール
コーナリング時にはドライバーがイメージした操舵角とコーナーワークがほぼ一致し、見事な接地感と適度なロール量のおかげで、安心してコーナーへとステアリングを切ることが出来る。




以下、ホンダヴェゼルと外観寸法、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 価格面 JC08
モード
燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 *1価格/馬力
(¥/PS)
*2価格/燃費値
¥/(Km/L)
MAZDA CX-3 XD Touring (6AT) 4275 1765 1550 24,956 113,929 23.0
HONDA VEZEL HYBRID Z 4295 1770 1605 17,046 107,064 24.2
*1;VEZEL HYBRIDは、システム出力152PSを用いた。*2;JC08モード燃費値当たり価格
NOTE)

1.表記の燃費値&外観寸法値はCX-3;2015/01現在Technical Information記載値、VEZEL;2015/04現在のメーカーカタログ記載値に基づく
2.燃費値&外観寸法値を除く表記の数値はCX-3;2015/01現在のTechnical Information&2015/02現在ショップオプションカタログ記載値、VEZEL;2015/04現在のメーカーカタログ記載値、2014/12現在のメーカー価格表に基づく計算値

・JC08モード燃費については、VEZEL HYBRID Zが勝っている。
価格面は、*JC08モード燃費値当たり、リッター当たり価格共にVEZEL HYBRID Zが優位である。(参考迄)
(価格面の比較にはCX-3 XD Touring(6AT):\2,620,372(消費税抜)VEZEL HYBRID Z:\2,590,953(消費税抜)を用いたが、詳細については、”マツダCX-3 XDツーリング(6AT) VS ホンダヴェゼルハイブリッドZ装備&価格比較”を参照方


街の試乗屋のコメント(補足)
CX-3 (2WD-6MT)は、デミオ(2WD-6MT)に対して車重が160Kg重いが最大トルクが(デミオ:22.4Kgf.m)27.5Kgf.mに引き上げられたことによりトルク当たり重量(Kg/Kgf.m)<デミオ 2WD-6MT:48.2、CX-3 2WD-6MT:45.1>ではCX-3のほうが優位となっている。さらにCX-3では変速比をローギアード化しており、これらの相乗効果か!?アクセルワークに対する加速の伸び感が力強く高回転域まで持続するように感じられたのである。この味付けならば6MTの選択もありかも!!

Equipment&Spec(マツダCX-3 XDツーリング VS ホンダヴェゼル装備&性能比較)


カスタム検索




 
 このページの先頭に戻る
       Copyright(C)2015私は、街の試乗屋さんAll rights reserved