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CITROEN |
Equipment&Spec(シトロエンC4 VTS写真・主要装備&仕様) | ||||
Dec.2005 | ||||
CITROEN C4 2.0VTS IMPRESSION (シトロエンC4 2.0VTS試乗インプレッション) |
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今回試乗した車は、シトロエンC4 2.0VTS(5MT)である。 さて、シトロエンC4 2.0VTSのエクステリア、インテリアは、ともに単に個性的と言う枠には収まらない唯我独尊といった感じだ。だがこの車の放つそのアイデンティティは感性を刺激し、実に魅惑的だ。シトロエンC4 2.0VTSは決して大衆に迎合した車ではないと主張しているように見える。日本のマーケットでは両刃の剣かもしれないが、その独自性こそが最大の魅力なのである。 そしてC4 2.0VTSの特異な味は、エクステリア、インテリアだけに限った話ではなく、走行感覚にも及ぶ。走らせて見てなにより面白いのは、コーナリングフィールである。初期ロールは多めに感じるが、そこからのサスペンションのストローク感が実に巧みな印象でふわっとした中に確かな手ごたえのある、何とも優雅なコーナリングが楽しめるのである。少々オーバースピードぎみで攻めたとしても懐の深いサスペンションがさらりと何事もないかのように気持ちよく受け流してくれるのだ。こうしたなんとも言えない心地よさを伴った安心感は、たまらない魅力である。サスペンションこそハイドロではないものの10年前に感じた、いや何とも不思議なシトロエン独自の世界が呼び起こされた思いだ。走行感覚におけるもう一つの特徴は、直進安定性に優れていることだ。60Km/h程度でステアリングから手を離してみると、車が意志をもって直進させているような気がするほどに優れていると感じさせるのだ。(この直進性の良さは、C4 2.0エクスクルーシブの高速試乗時にも体感した。) ここからは、C4 2.0VTSの少々気になる点について報告しておきたい。 シフトフィール(5MTだが位置悪く節度感及びストローク長く、熱くなれない)ブレーキフィール(コントロールしにくいカックンブレーキ)、アクセルワーク(スタート時にアクセルの踏み込み量に応じた加速感が得られない?個体差かは不明)など個人的には許容出来ないと感じるところがあるのだ。だがしかし、非常に矛盾したことを述べるが、このことによって上述したC4 2.0VTSの魅力のすべてを奪い去ることにはならないと思わせるから不思議だ。とにかくシトロエンと言う車は、ジャパニーズカーが持ち合わせている感性系の裏側にいる車と言う気がするのだ。良くも悪くもおおらかさを享受する包容力に満ちた人にお勧めしたい車である。
C4 2.0エクスクルーシブ高速試乗インプレッション C4 2.0エクスクルーシブ(4AT、143PS,20.8Kg.m)で高速試乗を体感したので報告する。 何より特筆すべきは、直進安定性である。約150Km/hでの走行感覚をいえば、ステアリングに気持ち手を添えているだけで事足りるので、疲労感が少ないと感じたことだ。法規上の問題は別として、このままの高速度で巡航することは至って容易なことだ。また車速の伸びが良く、アクセルを深めに開けたときのリニアな加速感は、数値以上に生き生きとした印象だ。乗り味は、高速道の継ぎ目をまろやかに乗り越していく感じで、かつボディには無駄な動きがない。100Km/h程度で転がしてみたが、全く持って平穏無事でおおらかな気分を保ったままロングクルージングが可能だ。 (ブレーキフィールは、若干カックン傾向ぎみではあったが、VTSほどではなかった。) (C4 2.0 Exclusive) 総括) シトロエンC4は、上述したような様々な隠し味をもった感性車であることがわかった。 シトロエンC4と言う車は、日本車が持っていないすべてを持っているといっても過言ではないかもしれない。シトロエンC4は、RJCカー・オブ・ザ・イヤー・インポート2006の栄冠を手にしたが、その怪しい色香?!にまんまと惑わされてしまったなどと憎まれ口を利きたくなるほどに解析不能な魅力を秘めた車とも言えよう。 Equipment&Spec(シトロエンC4 VTS写真・主要装備&仕様)
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