私は、街の試乗屋さん

私は、街の試乗屋さんのトップページへ戻る 自動車・試乗レポート・インデックスへ戻る プジョー208GTi VS スズキ スイフトスポーツ装備&性能比較へ Next

カスタム検索

PEUGEOT
Equipment&Spec(プジョー208GTi VS スズキスイフトスポーツ 装備&性能比較)
Aug.2013
PEUGEOT 208GTi IMPRESSION
(プジョー208GTi試乗インプレッション)


今回試乗した車は、あの名車205GTiの伝説を進化させたと謳うプジョー208GTiである。
先に市場に投入された208GTに対して、前後トレッドを拡大(前;1470mm⇒1480mm、後;1470mm⇒1490mm)、エンジンの最大出力&トルクを向上(最大出力;156PS⇒200PS、最大トルク;24.5Kg.m⇒28.0Kg.m)、加速を重視したローギヤード化、ブレーキシステムの強化(フロント;302mmベンチレーテッドディスク、リア;249mmディスク)、専用にチューンされたボディ&サスペンションなどGTiに相応しい気合の入った変更が織り込まれた。

1.エクステリア
とにかくお洒落の一言に尽きるエクステリアだ。フロントグリル上部にさりげなくレッドペイントで描かれたPEUGEOTの文字、グリル下部にはレッドのアクセントライン、リアクォーターピラー左右のGTiロゴ、クロームエキゾーストエンド、大型スポイラーなどすべてが208GTiをお洒落に彩っている。この個性に圧倒される。唯一無二の存在であることを美しく表現し、しっかりと主張している。個としての独立性を強く感じさせるのである。

2.インテリア
レッドのアクセントがお洒落な空間を見事に演出している。小径ステアリングのセンターマーカー、シフトノブ両サイド、グラデーションが施されたインナードアハンドルとセンターエアーアウトレット周り、イグニッションONでLEDライトに縁取られるメーター周り、シートサポート部などにレッドのアクセントが巧みに配されている。またステアリング、サイドブレーキレバー、シート、インストルメントパネルなどに施されたレッドステッチが上質な美しさを醸し出している。こうした華やいだ雰囲気に包まれているといつの間にか心が豊かになってゆく気がする。何とも居心地のいい空間ではないか。

3.シート
ソフトタッチで優しく、かつ贅沢に体を受け止めてくれるフィールが心地よい。下からの支え方がうまく、ロングドライブの疲労感は恐らく少ないであろうと推測する。

4.変速機(6MT)
ストロークは、比較的長めで、シフトフィールは、あっさりしている。クラッチの踏力は軽く、ロングドライブにおいても足が疲れることはなさそうだ。クラッチの繋ぎは分かりやすく、シフトダウン時の回転合わせも全く気難しさは感じられず、扱いやすかった。走行前のシフトストロークは長めに感じたものの、走行中におけるシフトワークは、なかなかのナチュラルフィールで、アップ、ダウンを思いのままに楽しむことが出来た。

5.アクセルワーク
アクセルの踏みシロに対する加速のツキが良く、純粋にアクセルワークを楽しめる車だ。加速のツキが良いとつい踏み込み量を増したくなるのである。アクセルを深々と踏みつけ、ただひたすらドライビングをエンジョイすることだけに想いを馳せる!久々に熱いものがこみ上げてきた。

6.エンジン音
ブリッピングしてみると気合の入った重低音が耳に届いた。走行中にもスポーティーなサウンドが耳に届き、昂揚感を高めてくれるのである。

7.ブレーキフィール
カックン的要素は皆無で、コントロール性は上々だ。コーナー手前でのブレーキングを楽しめるといった好フィールで、ワインディングを攻めの姿勢で望めると感じた。

8.ステアフィール
コーナーに対して、狙い通りの軌跡を描くことが出来る。意思に直結した形でコーナーに入っていけるので、さらに攻めてみたい衝動に駆られるのである。

9.コーナリングフィール
コーナリング姿勢は、車両が沈み込みしっとりと路面を捉え、適度なロール量を維持したまま駆け抜けるといったちょっとスリリングな好フィールだ!

10.乗り味
当たりは優しく、しっとりと路面を舐めていくといったフィールだが、柔な乗り味と言うことではなく骨格のしっかり感がきちんとドライバーに伝わってくる懐の深い乗り味が提供されていると感じたのである。




以下、スズキスイフトスポーツと外観寸法、動力性能面、価格面及び燃費について比較した。(下表参照)
車種 外観寸法 動力性能面 価格面 .燃費
(km/L)
全長 全幅 全高 A
重量/馬力
(Kg/PS)
B
重量/トルク
(Kg/Kg.m)
C
A×B
(Kg2/PS・Kg.m)
価格/リッター
(¥/L)
価格/馬力
(¥/PS)
PEUGEOT 208GTi 3960 1740 1470 6.0 42.9 257 1,781,989 14,238 13.8
SUZUKI SWIFT SPORT 3890 1695 1510 7.7 64.4 496 1,099,593 12,823 14.8
NOTE)

1.表記の外観寸法値及び燃費値はPEUGEOT 208GT;2013/5現在、SUZUKI SWIFTSPORT;2011/11現在の夫々のメーカーカタログ記載値。
2.燃費値を除く表記の数値はPEUGEOT 208GT;2013/5現在(カタログ記載値)&2013/8現在(WEB公表価格)、SUZUKI SWIFTSPORT;2011/11現在(カタログ記載値/プライスリスト)&2013/8現在(WEB公表価格)を用いた計算値

・燃費は、プジョー208GTiの方がスズキ スイフトスポーツよりも約7.2%劣る。
・動力性能面[上表C値(動力性能の一つの指標)]ではプジョー208GTiが優勢
但し、プジョー208GTi;ターボ、スズキ スイフトスポーツ;ノーマルアスピレーション

・価格面においては、プジョー208GTiが劣勢である。(参考迄)

価格面の比較にはPEUGEOT208GTi:\2,847,619(消費税抜)、SUZUKI SWIFTSPORT:\1,743,954(消費税抜)を用いたが、詳細については、"プジョー208GTi VS スズキ スイフトスポーツ装備&価格比較”を参照方

街の試乗屋のコメント(補足)
独自性が強く感じられる魅力溢れるデザイン、そして、しっとりと路面を舐めていく乗り味とちょっとスリリングな要素が内包された楽しさ溢れるコーナーワークは、”GTiが帰ってきた”と謳うまさにプジョー208GTiだけの世界を感じさせてくれるのである。
プジョー208GTiは、純粋に走ることの楽しさを呼び起こし、夢中になれる車だ。しかも6MTマニュアル車というのもうれしい限りではないか!!

Equipment&Spec(プジョー208GTi VS スズキスイフトスポーツ 装備&性能比較)
カスタム検索


 このページの先頭に戻る
          Copyright(C)2013私は、街の試乗屋さんAll rights reserved